【root化】Xperia P【初心者用】


(※編集中です。フォント変更の情報は後ほど追記します)


海外でしか販売されない、ソニースマートフォンXperia”のグローバルモデル【Xperia P】に一目惚れしました。【開発者も“背骨”と語るNXTシリーズ】の一機です。ボディには、高級感あふれる一枚削り出しのアルミを採用。デザインのアクセントとして、本体下部に透明パーツ【フローティングプリズム】を採用するだけでなく、ちゃんと“ホーム/バック/メニューキー”として機能するなど、従来モデルから進化を見せています。ソニー・エリクソン時代からのファンからすると、“Xperia”のレッドは待望のカラーと言えるもので、注目を集めています。5月中旬より、世界各国にて順次リリース中。



私は、輸入代行業者で購入し(4万6千円)、ディスプレイの輝点が気に入らずに売り(3万5千円)、秋葉原で実機を見ながら購入しました(5万円)。トータル6万円オーバーというコストから、【文鎮化】(※1)に対する恐怖感が増し、【root化】(※2)に躊躇いが生じていましたが、情報が揃ってきたので意を決して挑戦してみました。【root化】初体験の自分でも、それほど苦戦することなく、無事に【root化】させることができた方法を記載するので、ぜひ参考になさってください。


※1・・・文鎮化:端末のシステムファイルを傷付けることで、端末が正常に動作しなくなる現象。
※2・・・root化:メーカー保証が無くなる代償として、端末の管理権限を掌握することができる。削除できないプリインストールアプリを削除したり、本体メモリから移動できないアプリを内蔵ストレージやSDカードに移動させることも可能。出荷状態では考えられないほど便利なアプリも使えるようになるが、システムファイルにも関係することなので、十分に注意しないと文鎮化を招く。


Sony LT22i Xperia P SIMフリー レッド (購入する)
Sony LT22i Xperia P SIMフリー シルバー (購入する)
Sony LT22i Xperia P SIMフリー ブラック (購入する)




■「Xperia P」を「root化」する方法を説明します。上から順番に実行してください。


※パソコンとXperia Pに接続する「miniUSBケーブル」をご準備ください。
ELECOM A-mini-Bタイプ USB2.0ケーブル (191円で購入する)


※各処理には時間が掛かることがあります。焦らず、画面をよく見てお待ちください。


・文鎮化対策としてFTFファイルを作成します。


・「miniUSBケーブル」を使用して、パソコンに「Xperia P」本体を接続してください。


・「Sony PC Companion」で本体データをバックアップします。
http://www.sonymobile.co.jp/support/software/pcc/2.3/


・「SEUS(Sony Ericsson Update Service)」で本体を初期化します。
http://www.sonymobile.co.jp/support/software/updateservice/


・パソコンに接続している「Xperia P」本体を取り外します。


・「SEUS」を起動後、画面の指示に従いながら、パソコンに「Xperia P」本体を再接続してください。


・初期化が済んだら、「C:\Program Files (x86)\Sony Ericsson\Update Service\db\13740270\blob_fs」にある下記のファイルを任意の場所にコピーします。
FILE_278856706
FILE_278859147
FILE_278944495


・「Flashtool」を起動します。
http://androxyde.github.com/Flashtool/


・「Advanced」→「Decrypt Files」を選択してください。


・先程コピーしたファイルがある場所を指定します。


・「Files」にある3ファイルを、右矢印のボタンを使って「Files to convent」に移動させ、OKボタンを押します。


・Deviceに「LT22i」、Version「6.0.B.1.564」、Branding「SONY」と記述します。


・「Folder list」にあるファイル(下記の2ファイルを除く)を、右矢印のボタンを使って「Firmware contentに移動させ、OKボタンを押します。
partition-image_S1-SW-LIVE-3065-PID1-0002-MBR.sin
simlock.ta


・「Device Selection」が表示されるので、上下キーでスクロールさせ、「LT22 Sony Xperia P」を選択して、OKボタンを押します。


・ウィンドウに「Finished bundle creation」と表示されたら作業は完了です。下記の場所にFTFファイルが作成されます。
C:\Flashtool\firmwares\LT22i_6.0.B.1.564_SONY.ftf


・次に、端末のアンロック作業に移ります。


・「Android SDK」をダウンロードしてインストールします。
http://smartgoods.me/2011/10/special_android_sdk_install/


Xperia用のドライバをこちらからダウンロードします。
http://dl-developer.sonyericsson.com/customROM/windows/downloadinf.zip


・「downloadinf.zip」を解凍し、Android SDKをインストールした「android-sdk-windows」フォルダ→「extras」→「google」→「usb_driver」→「android_winusb.inf」を上書きします。


・「Xperia P」本体の電話機能で「*#*#7378423#*#*」とダイアルします。


・「Service Menu」→「Service info」→「Configuration」の画面で、「Bootloder unlock Allowed」がYESになっていることを確認し、15桁の「IMEI」をメモします。


・下記の「Create Unlock request」にアクセスします。氏名、IMEI(最後の1桁を除く左から14桁)、メールアドレスを記入し、アンロックキーを生成後、メモします。
http://unlockbootloader.sonymobile.com/node/add/ubs-request?token=cdbb57bf49b207dfc429b48a0da43cba


・パソコンから「Xperia P」を取り外し、電源を落とします。


・「Xperia P」本体のボリュームキーの上(ボリュームを大きくするボタン)を押し続けながら、パソコンに接続します。


・「Xperia P」本体の通知ランプが紫色に光り続ければ、接続成功です。ボリュームキーを押し続けても、途中で通知ランプが赤色や緑色になった場合は作業を続けられませんので、これまでの設定を見直してください。


・下記から「system_prerooted_nypon_654.img」をダウンロードします。
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?p=26454243#post26454243


・「android-sdk-windows」→「platform-tools」ディレクトリを表示させ、キーボードのShiftキーを押しながらマウスを右クリック、「コマンドウィンドウをここで開く」を選択して、コマンドプロンプトウィンドウを表示させます。


・「FastBoot」の動作を確認するため、「fastboot.exe -i 0x0fce getvar version」と入力後、Enterキーを押してください。バージョンが表示されれば正常です。表示されなければ、SDKの設定を見直してください。


・「fastboot.exe -i 0x0fce oem unlock 0x(メモしたアンロックキー)」と入力後、Enterキーを押してください。


・「finished. total time〜」と表示されれば、アンロック完了です。


・「fastboot.exe -i 0x0fce flash system system_prerooted_nypon_654.img」と入力後、Enterキーを押してください。


※コマンドの誤入力に、ご注意ください。


・「finished. total time〜」と表示されれば、root化も完了です。


・パソコンに接続している「Xperia P」本体を取り外し、電源を入れてください。


・アプリケーションの一覧に”SuperSU”というアプリが追加されていることを確認してください。


・これで【Xperia P】のRoot化が完了しました。



Sony LT22i Xperia P SIMフリー レッド (購入する)
Sony LT22i Xperia P SIMフリー シルバー (購入する)
Sony LT22i Xperia P SIMフリー ブラック (購入する)