PS2 【戦国BASARA2】 カプコン (06/07/27) 15%OFFで購入 A評価



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2005年夏に発売され、斬新なストーリー展開と個性あふれるキャラクターで話題を呼んだスタイリッシュアクション「戦国BASARA」の続編に当たる作品。キャラクターやモードが追加され、大幅なスケールアップを果たしているのが特徴だ。アクションゲーム好きならば1度プレイしてみるべきタイトルといえるだろう。



シリーズ最大の特徴である、破天荒なキャラクター設定は「戦国BASARA」シリーズの特徴ではあるが、史実では信長に忠誠を誓い、信長が討たれた際は瞬時に行動し逆臣明智を討った豊臣秀吉が、本作では世を腐らせる信長を討つべく立ち上がった戦国覇王だというのだから、驚きを隠せない。大河ドラマでは、主人公によって武将の描き方が全く異なるが、その範疇を超え歴史すらも変化してしまいそうな勢いだ。ここは戦国時代であることを一度忘れカプコンのスタッフが作り上げたファンタジー世界に浸ってみることをオススメする。新たに追加されたストーリーモードで、各キャラクターの個性を十二分に味わおう。



ストーリーモードを1人でもクリアすると出現する“大武闘会モード”。本作から追加されたこのモードは、因縁関係あり、忍者コンビあり、さまざまなコンビネーションで襲い掛かってくる敵に100戦連続で打ち勝つモード。クリアするのは並大抵の事ではない。だが、その難関をクリアすれば大量の経験値と最強の装備アイテムが手に入るという強烈な恩賞が待ち受けている。レベル1の状態でも参戦可能ではあるが、レベル50を目安に参戦したい。アクションゲームの腕に自信がある方は、ぜひとも低レベルで挑戦してみてほしい。



本作をプレイして気付いたのは、アクションが非常に滑らかである事だ。個性豊かな攻撃はもちろん、でもシーンに至るまで丁寧に作られている。あらゆる攻撃がキャンセル出来るだけでなく、そこから様々な技が派生する前田慶次の“恋のかけひき”や、2枚の衝撃波の間で敵をピンボールのように弾き飛ばす毛利元就の“弾き手「壁」”など、個性的な固有技が追加されている点も見逃せない。某無双アクションとは違い、固有技を出すタイミングが自分で調節できるため、攻撃を自分でクリエイトしている感覚が強い。



さまざまな効果を持つアイテムの数々にも注目して欲しい。体力や攻撃力を向上させるアイテムはもちろん、中にはプレイヤーの活躍を褒め称える“ごますり棒”といった、戦闘において何の効果も持たない変り種のアイテムまで用意されている。チート(改造コード)が氾濫している世の中ではあるが、本作に置いてはゲームの仕様としてさまざまな効果が得られるため、チートに走る必要はないと言えるかも知れない。各武将専用のアイテムも用意されている。自分だけのセッティングで個性を磨こう。